二〇一八年長月十八日


 先月の葉月メニューで「完成します!」宣言した古くて新しいキザミですが・・・完成してません!爆

 キザミ単品では従来のものと合わせてもいい感じなのですが、いろいろ試してはみたものの、やはり純粋に全体の長さが延びているため、どうにも笛の節と鉦と合いません。
 そこで、従来のキザミのひと節の長さの中に、この新しい(古い?)キザミを入れるのを試してみました。従来だと、キザミひと節と次のひと節の間には、文句で言う「スッ」があるので、この間が音で埋まることになり、節と節がつながり、仕丁目のような間がない連続したキザミになります。初めて聞くのでちょっと不思議な感じですが、考えてみれば、古い文句には間をとる「スッ」や「あ」などはないので、連続であったとしても不思議ではありません。間をとる文句がないのに節と節の間に間(ま)を入れていた為、間延びして合わなくなっていた、という事かもしれません。
 音源がある訳ではなく、今の笛の節の音の方が落ちている可能性も当然あるので、これが正しいか(というより、過去に演奏されていたものか?)は正直わかりません。正しいか正しくないかではなく、間違いなく昔存在した、古い文句を今のお囃子に組み込みたい!そこを目指して試行錯誤を重ねています。 

 秋の夜長に花明社中・・・充実の練習日が続きます!


(22:08)

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